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2026年12月12日発売
※数量限定となります。
入荷次第、発送いたします。
【ESOTERICのWEBサイトより】
SIBELIUS & WALTON Violin Concertos, etc. SUWANAI
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ショーソン:詩曲
ジャンル:協奏曲・器楽曲
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
サカリ・オラモ指揮 バーミンガム市交響楽団
シャルル・デュトワ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(詩曲)
レーベル:DECCA(旧フィリップス)
音源提供:ユニバーサルミュージック合同会社
仕様:Super Audio CDハイブリッド
DSD MASTERING / Super Audio CD層 2チャンネル・ステレオ
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ
品番:ESSD-90333
世界的なヴァイオリニスト、諏訪内晶子、銘器を携えてエソテリックに登場!
諏訪内晶子が2000年から使用し始めたハイフェッツの残した銘器ストラディヴァリウス「ドルフィン」をやっと自分のものにして、録音に挑んだのがこの作品です。シベリウスと縁のある気鋭の、そして誠実な指揮者オラモとのコラボレーション。そしてハイフェッツと深いつながりのある20世紀の名作ウォルトンの協奏曲が新たにDSDマスタリング & Super Audio CDハイブリッドディスクで登場。
世界的なシーンで活躍を続けるヴァイオリニスト、諏訪内晶子のエソテリック初登場作品です。彼女はこの録音に際し、2000年から愛用した1714年製のストラディヴァリウス「ドルフィン」を使用しています。これは20世紀を代表する名手、ヤッシャ・ハイフェッツが愛用していた銘器で、彼女がそれを完全に“自分のもの”として弾きこなしていること、そして彼女ならではの音色にも注目していただきたい作品になっています。指揮は北欧フィンランド出身のサカリ・オラモ、オーケストラはイギリスの名門バーミンガム市交響楽団、そうした関係から、シベリウスと、イギリスの作曲家であり生誕100周年を迎えたウォルトンの協奏曲がラインアップされました。こうした音楽的にもその背景としても意味のある丹誠込めたディスクが、このヴァイオリン協奏曲集なのです。
音楽家としての諏訪内、そのレパートリーの広さと意欲性
1998年頃からはパリに拠点を移し、J.S.バッハから現代までの広いレパートリーで世界的に活躍、録音も着実なペースで行なってより名声を高め、充実した活動と着実な成長ぶりを広く印象づけた諏訪内晶子。さらに2000年頃からはルツェルンやロッケンハウス音楽祭、ベルリン芸術週間などの世界的なフェスティヴァルでも活躍、本作で共演したバーミンガム市交響楽団だけでなく、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、パリ管弦楽団などの世界各地へのツアーに同行して華麗な演奏活動を続けます。このようにスケールの大きな活躍をし、現代を代表するヴァイオリニストである諏訪内の活動においてもう一つ、特に注目されるのは、現代作品の初演も意欲的に行なっている点にもあり、今後とも広く大きな活躍に目が離せない存在と言えるでしょう。
ストラディヴァリウス「ドルフィン」を語る
今回の使用ヴァイオリンはストラディヴァリウス。しかも名手ヤッシャ・ハイフェッツの愛器「ドルフィン」、2000年夏、諏訪内はそれを譲り受けました。2002年に彼女は語っています。
「ハイフェッツが愛用していたドルフィンを弾き始めて、そろそろ2年になろうとしていますが、使っている内にどんどん良くなり、いろんな音色が出せるようになってきました。ハイフェッツ以降あまり人に弾かれていなかったこともあって、ますます自分の楽器になってきたと実感することも多いのです。」
指揮者オラモとバーミンガム響、そして作品に対する諏訪内の想い
共演するバーミンガム市交響楽団は1920年に創設されたイギリスの古豪。1980年25歳のサイモン・ラトルが首席指揮者に就任。音楽監督になったラトルは録音活動にも積極的な姿勢を示し、イギリスの一地方にある存在だったオーケストラに更なる実力を植え付け、世界的なアンサンブルへと育て上げました。ラトルの退任後、その後任として招かれたのがサカリ・オラモ(1965〜)です。1998年に首席指揮者となり、ラトル同様に多彩な活動を行っています。
90年代前半にはヴァイオリニストとしてフィンランド放送交響楽団のコンサート・マスターを務め、93年には代役として同交響楽団の指揮も務め、イギリスではバーミンガム市交響楽団と多くの公演を行い、その実力を認められました。北欧音楽は得意中の得意で今回のレパートリーは納得の行くものと思われます。そのあたりを諏訪内自身の言葉から解説して頂きます。
「今回のサカリさんとの録音には、オーケストラがイギリスの名門ということもあり、イギリスの作曲家で、今年(2002年)生誕100年の記念の年でもあるウォルトンのヴァイオリン協奏曲を選びましたが、その背景にはこの協奏曲がハイフェッツのために書かれたことも念頭にありました。ウォルトンがハイフェッツと相談しながら筆を進めた作品ですし、カデンツァが多い第3楽章などハイフェッツへの献呈ということが強く意識されていると想います。演奏される機会は多くないかも知れませんが、20世紀に生まれた名作です。そんな傑作をハイフェッツの楽器で演奏できることに私は歴史の流れを感じています。またシベリウスの協奏曲は指揮者のサカリさんがヴァイオリン奏者でもありますし…。17年前にはソリストとしてこの協奏曲を録音したこともあるというほど作品に精通しておられる演奏家です。何よりもシベリウスを生んだフィンランドの音楽家ですし、いろいろと独特の解釈もしておられて、そんな点を教えてもらえたのは面白い経験でした。第2楽章で次第に感情が高まりクライマックスに至る部分がありますが、気持ちをぐっと抑えて最後まで持っていくエネルギーの蓄え方など、構成的な面で教えられるところもありました。カデンツァの部分は普通、ソリスト一人が残って収録することが多いのですが、最後までサカリさんは残って聴いておられました。」
名門レーベルのデジタル名録音をエソテリックのマスタリングで
丁寧に手作りのようにして仕上げられた作品、その音は名門レーベルならではの、しっとりと深い情緒に満ちた極上のサウンドが提供されています。
3曲ともデジタル円熟期の名盤です。新たにマスターからSuper Audio CDのためにリマスタリングを行いました。これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。特にDSDマスタリングにあたっては、「Esoteric Mastering」を使用。入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clockを投入。またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。
『特別な表情はいっさい付けていないのに「最高級の音楽」が鳴っている。その最高級に心底打たれ、感動する』
「私はチョン・キョンファ/プレヴィン/ロンドン響の演奏に30年来魅了されてきた。北欧の空気のように凛冽に結集した演奏。クールな香りと孤独感、鋭いセンスを内に秘めた情熱に溢れる演奏だった。しかし最近になって、それに匹敵する唯一のディスクが登場した。諏訪内晶子である。生々しく語りかける前者とは表面のスタイルは違うが、抜け切ったヴァイオリンという点ではまったく同じで甲乙つけ難い。諏訪内は実演の良さがマイクに入りにくいタイプだが、それでも十二分に満足させてくれる。ほれぼれするくらい完璧で粘着力と静けさと目のつんだ表情に満ち、全編、胸が震えて仕方がない。これこそ神秘な音楽の神秘な名演といえよう。天性のヴァイオリニストというよりは天性の音楽家! 特別な表情はいっさい付けていないのに「最高級の音楽」が鳴っている。その最高級に心底打たれ、感動する。」
『宇野功芳 クラシック人生の100枚』音楽之友社 2003年
「英国の伝統的なオーケストラとの共演で浮かんだ、英国の20世紀を代表するウォルトンのヴァイオリン協奏曲、そして指揮者オラモ自らがヴァイオリニストとして演奏経験を持つシベリウスの協奏曲、そうした共感への心に加えてハイフェッツが使用していたストラディヴァリウスへの想い、これらをこの演奏から聴き取ることができるような気がする演奏である。」
初出ライナーノーツより 2002年
「いずれも諏訪内による作品の本質に対する多様な表現力がすばらしく、その繊細かつ微妙な表情や音色の変化までをより鮮明に味わえるのは、ハイブリッド盤ならではの魅力であろう。」
本作ライナー・ノートより 2026年
収録曲
ジャン・シベリウス(1865-1957)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
1.第1楽章:Allegro moderato
2.第2楽章:Adagio di molto
3.第3楽章:Allegro, ma non tanto
サー・ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調
4.第1楽章:Andante tranquillo
5.第2楽章:Presto capriccioso alla napolitana
6.第3楽章:Vivace
エルネスト・ショーソン(1855-1899)
7.詩曲 作品25
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
バーミンガム市交響楽団(1〜6)
指揮:サカリ・オラモ(1〜6)
フィルハーモニア管弦楽団(7)
指揮:シャルル・デュトワ(7)
[録音]
2002年6月26日(シベリウス)、2002年3月6日(ウォルトン)、バーミンガム、シンフォニー・ホール
2004年2月2日~4日(ショーソン)、ワトフォード、ザ・コロシアム
[初出・日本盤初出]Philips UCCP-1065(2002年、シベリウス) Philips UCCP-1086(2004年、ショーソン)
[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]クライヴ・ベネット、ドミニク・フィフェ(ショーソン)
[レコーディング・プロデューサー]ハイン・デッカー、ドミニク・フィフェ(ショーソン)
[バランス・エンジニア]ハイン・デッカー、エルド・グルー、フィリペ・シネイ(ショーソン)
[レコーディング・エンジニア]ロジャー・デ・ショット、カール・シュウビエール、ジョナサン・ストークス(ショーソン)
[Super Audio CDリマスタリング]
[Super Audio CDリマスター]2026年8月 エソテリック・オーディオルーム、「Esoteric Mastering」システム
[Super Audio CDプロデューサー]大間知基彰(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CDアソシエイト・プロデューサー]吉田穣(エソテリック・マスタリング・センター)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]東野真哉(エソテリック・マスタリング・センター)
[解説]浅里公三、舩木篤也
[企画・販売]ティアック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社